当社が取り扱っている車両エンジンの燃料噴射ポンプやインジェクターは「人の安全・安心に関わる重要な部品」です。この部品がひとつでも壊れてしまうと車は動かず、環境によっては人命に関わる一大事になります。たとえ作っている側は、100万個にたった1個の不良品だとしても、車に乗る人にとっては1個分の1個。人の命を預かる自動車の重要な保安部品を作っているという自覚を持ち、不良品を出さないよう最大の努力をする。鉄を削る技術を磨いてきた私たちが、絶対に削ることがあってはならない信念です。これからもその信念を基に満足される製品を提供し続けます。
日々、高度化する技術にも楽しみながらチャレンジできる環境、無理なく加工に集中し、一人ひとりの真の実力が発揮できる環境、身体的負担を減らす“やさしさ”も必要ですし、データの蓄積やAIの活用という“賢さ”も必要です。
その両方を兼ね備えた工場で、従業員に優しい、スマートな製造現場を整備していきたいと思います。
2018年9月に竣工した第6工場は、まさにスマート工場のモデル工場として建てられました。設計の際、社内の各部門の人に集まってもらい、どんな機能をもった工場をつくりたいかという意見を出し合いました。安全性で効率性、トラックのワンウェイなど、現場で働くみんなの意見を集結し、工場づくりを行いました。技術的な“賢さ”に優れた工場は多いと思いますが、私たちはそこに“やさしさ”も追求しています。
ユタカ工業では、安城に6棟、岐阜に2棟の工場を完備し、最高品質の自動車部品作りを目指しています。
また、アメリカ・ノースカロライナ州、インドネシアに海外生産拠点も展開。