COMPANY

お取引先様に評価される、
唯一無二の「ユタカユニーク」を目指して。

ユタカ工業株式会社 代表取締役社長 杉浦 弘

お客様を一番に考える姿勢、そのためのプロフェッショナル

ユタカ工業株式会社の歴史は1955年、愛知県高浜市にて私の父、杉浦豊が杉浦鉄工所を個人で立ち上げたことから始まります。金属試作品の内職加工として産業の根底を下支えすることからスタートし、半世紀以上にわたり切削加工技術を磨いてまいりました。

現在では、(株)デンソー様をメイン取引先に、日本を代表する自動車部品メーカー様から支持いただき、自動車のスタンダード部品からハイブリッド車向け超精密部品まで、数々の自動車部品を提供しております。なかでもインジェクタや噴射ポンプなど「燃料噴射装置」、パワーウィンドモータなどの「小型モータ」、圧力センサなどの「センサ」を得意分野とし、この3分野を事業の柱として位置づけて、自動車部品の加工製造企業へと逞しく成長してまいりました。またお取引様がグローバル展開を進める中で当社も積極的に海外進出し、平成7年にアメリカ、平成23年にインドネシアに生産拠点を設け、グローバル展開も進めています。

お客さまのどんなご要望もカタチにする当社の技術は「ユタカユニーク」と高く評価され、さまざまな事業で唯一無二の特色を発揮しています。それはミクロン単位の部品加工のみにとどまらず、高性能な設備を自社で開発するというところにも現れています。今後も唯一無二の技術をはぐくみ、「いいモノを安く造り続けられる」ことで、お取引先様の事業に貢献していきます。

そんな当社が創業以来大切にしてきたのは、お客様のことを一番に考える姿勢です。お客様の困りごとをなんとしてでも解決する、その繰り返しにより事業を継続してきました。納期の短縮と高精度を同時に実現するノウハウを愚直なまでに追求し、そのためのプロフェショナルを育成してまいりました。それが弊社の強みとなり、お客様から「困ったときにはユタカ工業」と頼ってもらえるようになりました。これも内職の時代からずっと試作に対応してきた経験値とノウハウ、矜持が根底にあってのことだと思います。

お客様を一番に考える姿勢、そのためのプロフェッショナル

長年にわたってお客様の課題を解決する対応力を蓄積・強化してまいりましたが、これからはそれらに加えて、お客様と深く長きにわたるパートナーシップを築くことで、より抜本的な経営課題への対処や、新マーケットの開拓にも取り組んでまいります。

現在の主力3事業に満足するのではなく、社員一人ひとりが常に課題意識を持ち、あらゆる観点から新しい価値を追求することで、技術革新を起こしていきたいと考えています。そのため、弊社では人間性、創造力を高め、独自の技術を造り出すことができる『人づくり』を経営の最重要事項に位置づけています。一人ひとりが自分らしく自己実現できる、優しさと賢さを兼ね備えた『スマート工場づくり』を推進しているのも、大切な『人づくり』の一環であります。

…製品一つ一つに愛情と自信を持ってつくる…

これは弊社創業者である私の父の言葉で、会社の社是としています。私は「愛情」と「自信」は、すなわち社員の心であり、技術である、と考えています。日々、高度化する技術にも楽しみながらチャレンジできる環境、無理なく加工に集中し、一人ひとりの真の実力が発揮できる環境、身体的負担を減らすやさしさも必要ですし、データの蓄積やAIの活用という賢さも必要です。その両方を兼ね備えた工場で、従業員に優しい、スマートな製造現場を整備していきたいと思います。

社長である私の仕事は、会社としてのあるべき姿、正しい姿を考え、やさしさと賢さのある就業環境を実現することにあります。今のユタカ工業の成長があるのも、責任をもって仕事に向き合ってくれている社員一人ひとりのおかげであると感謝をしています。現場の最先端にいる社員が自分で考え、行動し、新たな会社の形を作り上げてほしいと願っています。

課題と真摯と向きあい、大胆な挑戦も行えるような行動力を忘れず、たゆまぬ前進を続けて参ります。より一層のご支援、ご愛顧をお願い申し上げます。